「札幌ぉー駅で会・い・ませんかー?」とプラットフォーム

デジタルと共に「DX」研究会:ブログ「アナログ・デジタル今昔」画像
Photo by Tatsu Akita

DX研究会のデジタル子です。このブログはデジタル用語を理解するヒントを昭和に探ります。今回のお題は「プラットフォーム」です。

 

「札幌ぉ~駅で会・い・ませんかぁ~♪」軽快なリズムに乗って流れるテレビCM。唐突な女性二人の待ち合わせ場面が印象的でした。昭和の札幌駅地下に存在した「札幌駅名店街」です。

 

恐らくは今の「アピア」の辺りか。そこには食堂やアパレル店舗などのほかに、何やら様々なジャンルの「売り場」が集合した、いわゆる「市場」のようなエリアが。

 

例えば、かばん・服飾・時計・本屋・文房具・化粧品売り場などなどが所狭しと、コンパクトに壁などの隔てなくフロアに集合する、いわば一つ屋根の下に大家族が共存する感じみたいな。

 

今のような大型スーパーなどが出現する以前は、こうした市場が住宅地に点在したと言います。八百屋や魚屋、肉屋にパン屋。さらには文具屋やおもちゃ屋まで、建物のワンフロアに集結する様は、個人商店が立ち並ぶ「商店街」とはまた違い、ギュッと詰まった賑やかさがありそうです。

 

これと似たスタイルがデジタルの「プラットフォーム」。プラットフォームとは【システムやサービスの土台】で、例えば駅では電車に乗り降りするためのプラットフォームが必要なように、ソフトウェアが動作するために必要なもの(土台)と言われます。

 

スマホの場合は、プラットフォーム(OS)の上に、さまざまなアプリ(アプリケーション・ソフト)が載っている状態をイメージするといいかもしれません。スマホの画面を見ると「LINE」や「カメラ」などのアプリがズラリ並んでいると思います。スマホ版「名店街」です。