知っていきたいデジタルリテラシー【スマホアプリ】

―「DX」研究会 学習会 ―


Google 便利&楽しい「スマホアプリ」


  • 《講師》横山 紗季 氏(よこやま・さき)
  • シニアのためのパソコンスクールに10年勤める
  • GoogleスライドやCanbaの講座なども開催
  • 特技:Microsoft office全般、デザインツールCanbaによる画像編集、Adobe Premiere Proによる動画編集
  • 資格:終活ガイド上級、FP3級など

最近よく聞く「アプリ」とは?


デジタルと共に「DX」研究会:3月学習会資料

「アプリという言葉を聞くようになった」と感じる方がいる一方、パソコン(以下PC)を利用する方には「ソフトという言葉を聞かなくなった」と言う声も。

 

アプリもソフトも実は「アプリケーションソフト」の略語。《ある特定の用途や目的のために設計されたソフトウェア》というもので、図のようにさまざまな種類があります。

 

これらは「システムソフトウェア」というアプリ上でダウンロードし動作させます。システムソフトウェアとは、ダウンロードしたアプリを動かすための土台となる「OS」(オペレーティングシステム)と呼ばれるもので、スマホであれパソコン、タブレットであれ必ず入っています。


アプリの土台となる「OS」


前述のとおり「OS」とは《オペレーティングシステム》の略称です。スマホやPCなどのコンピュータ自体を制御し、ダウンロードしたアプリを動かす「基本システム」のことで、PCでは例えば《Windows・Macintosh》など、スマホでは主に《iOS・Android》を言います。

  • 「iOS」→ Apple社が開発/iPhoneやiPadに搭載(独自機能が豊富)
  • 「Android」→ Google社が開発/複数メーカーが作るスマホに搭載(オリジナル性高)

意外と知らないスマホの「アプリ」


デジタルと共に「DX」研究会:3月学習会資料

スマホのアプリにはさまざまな種類があることは先ほど述べたとおりですが、ゲームやメール、カメラにSNSなど多岐に渡り、次々と新しいアプリも開発されています。

 

しかしながら「スマホは持っているけど、知らない機能のほうが多い」という声も多いことから、今回は知っていると《便利&楽しいアプリ》を中心に「アプリ」について学びました。*PowerPoint使用


スマホアプリ「Googleレンズ」


デジタルと共に「DX」研究会:3月学習会資料

「Googleレンズ」はスマホのカメラを通して映し出されたものの情報を、AIを使って教える《検索アプリ》です。

 

Androidスマホには基本搭載されていますが、iPhoneではアプリをダウンロードすることで無料で使用できます。

  • 「画像検索」→ 写した画像の情報を調べる
  • 「テキスト翻訳」→ 写した外国語を翻訳・読み上げ
  • 「テキスト読み取り」→ 写した文字や文章をコピーして保存

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画像検索カメラ機能の「検索」選択、被写体に向けてシャッターを押し《検索結果》から画像に近いものを選択→名前や詳細が提示。

  • 花・植物・動物・建物・絵画など
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《テキスト検索》カメラ機能の「テキスト」選択、文字に向けシャッターを押し、写した文字をドラッグ《コピー・聴く・検索》など選択。

  • 「名刺」→名前などコピーし電話帳に登録
  • 「パスワード」→Wi-Fiなどパスワード入力に
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《外国語翻訳》カメラ機能の「翻訳」選択、外国語の文字に向けシャッターを押し《翻訳結果》確認、コピー可。

  • 看板・メニュー・本・手紙など

スマホアプリ「Googleアート&カルチャー」


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「Googleアート&カルチャー」は世界の《芸術と文化》をオンラインで提供するサービスです。

 

2,500を超えると言う世界有数の《美術館や博物館》などが参加し《美術品》のオンラインコレクションを高画質で鑑賞、コレクション検索機能なども備え、PCで楽しむことも出来ます。

 

このアプリは《iPhone → AppStore》《Android → GoogleStore》からそれぞれ検索し、無料でインストールすることが出来ます。


図のように「アーティストを検索」したり、「ゲーム機能」を楽しむことも。例えばカメラを使って「自分の顔と似た作品」を見つけたり、「塗り絵」は画材がなくても、気軽にいつでもどこでも利用でき、誰でも簡単に多彩な色合いが表現できるのも魅力です。

 

このように「アプリ」にはさまざまな種類があり、デバイス利用に欠かせないものです。《娯楽・生活・健康・金融・交通》など、私たちの暮らしはアプリでつながり広がっていきます。アプリには無料・有料のほか、無料でもアプリ内で課金があるケースもあるので、事前の確認は大切です。