アジャイルの先駆け?宇宙戦艦ヤマト

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デジタル子です。幼少時のTVアニメ《再放送祭り》での重要な一角にアニメブームの火付け役となった「宇宙戦艦ヤマト」があります。

 

突然の異星人からの攻撃で地球滅亡まで1年と迫った頃、謎の惑星イスカンダルから救いの手が。放射能で地下まで汚染されつつあった地球を再生させる「コスモクリーナー」を求め、ヤマトが壮大な宇宙の旅を繰り広げる、というものだったかと思います。

 

毎回番組のエンディングに「地球滅亡まであと〇日」などと繰り返されるナレーションが特色でしたが、他にもいろいろ驚きがある作品でした。とくに驚いたことの一つに突然のビーフォー・アフターがありました。

 

当初、ヤマト乗務予定の男女が多数存在したところ、いざ出発してみると何故か女性乗務員は森雪の1名しかいないという、いきなりの設定変化が。しかしその説明はありません。同様に衝撃的だったのは、敵であるデスラー総統の肌の色が2話目あたりから突然変わったことです。

 

最初は黄色人種的であったのが、次回からいきなり青色に変わっていました。こちらも特に説明はなく、当時は変更理由が俄然気になりましたが、確かに唐突ではあったものの、振り返ればむしろ地球人との差異を明確に表現したようにも思えます。

 

「アジャイル」最近よく聞く言葉の一つです。システムやソフトウェア開発の分野で使われるデジタル用語ですが、その意味は「方針の変更やニーズの変化などに機敏に対応する能力」などと言われます。開発期間の短縮化、低コスト化、柔軟で迅速な対応などさまざまな場面が想定されます。

 

先の見通せない現代は、こうした社会変化が著しい状況において、常に「新しい価値を創造する」ことが重要になると言われます。しなやかに価値を提供し続けるという変化への対応は、IT開発にとどまらず、現在はビジネス用語としても広く使用される所以かもしれません。