「赤い疑惑」と「IOWN」サービス開始

デジタルと共に「DX」研究会:ブログ「アナログ・デジタル今昔」イメージ画像
Photo by Tatsu Akita

デジタル子です。幼少時のTVドラマに「赤いシリーズ」ありました。とくに山口百恵さんがヒロインの作品が印象的で、半年間の連ドラは驚異の全30回前後ものでした。

 

「赤い疑惑」での相手役はゴールデンコンビと言われた三浦友和さん、脇を固めたのは宇津井健さん、長門裕之さんなど実力派俳優陣が名を連ねたかと思います。

 

ドラマの特徴は、主人公に立ちはだかる「大きな困難」と当時のトレンド・キーワード。《女子高生》《白血病》《RHマイナスABの血液型》《生みの母と育ての母》《異母兄妹》、これだけで波乱万丈そうな予感十分です。

 

とくに話題を呼んだのは、岸恵子さん出演の「パリ特別ロケ」回です。岸さんはヒロインの「パリに住んでる素敵な叔母様」(実は「生みの母親」)設定で、岸さんご自身ほんとにパリ在住だったので、リアル感満載でした、

 

この特別回での「パリから日本へ向けたTV生中継」というシーンでは、岸さんと日本にいるヒロインとの間に時間的「遅延」はありません。でも実際なら当時は結構な「遅延」感覚があったかと思います。(衛星中継やZOOMでもあります)

  

こうした「遅延」が克服されようとしています。2023年3月開始の「IOWNサービス」は大容量・低遅延が可能に。「IOWN」はNTTが開発した「次世代光通信技術」で、従来に比べ《伝送容量125倍・遅延200分の1》という驚きのテクノロジー。

 

この技術はICT(情報通信技術)の基盤のほか、「6G」の基盤とも目され、5Gの《10倍以上》の高速通信が可能になると言われます。遅延のほぼないIOWNで実現するのは、例えば「遠隔手術」や「自動運転」など。さらに《エネルギー消費》が非常に少ないため「GX」にも期待です。(GX:グリーン・トランスフォーメーション)

 

資源の少ない日本では《エネルギー獲得》への効果は計り知れません。とはいえ月額198万円~、一般的な普及レベルはこれからですが、いずれは地方格差なく「誰がどこに住んでいても」こうした恩恵の享受を願いたいです。IOWNは2023年から段階的に提供され、2030年代に世界的普及を目指します。 詳しくは 学習会(IOWN構想の可能性)