―「DX」研究会 学習会 ―
【図形アート】PowerPoint の「図形」を使ったお絵描きアート
最近よく聞く《ICT》は、ITという言葉に代わり使われることが多い印象で、ITとほぼ同義と言われます。ICTとは、「Information and Communication Technology」(英)の略で《情報通信技術》と言います。
「コンピュータに係る技術」としての「IT」に対し「技術の活用」を表すような場合を「ICT」と区別する場合もあるようです。世界の《高齢化社会》最先端に位置する日本で、こうした《 ICT》 を活用し、今まで解決が難しかったシニア社会が抱える《課題》を《解消》する可能性などについて学びました。*PowerPoint使用
内閣府の「高齢社会白書」によると日本の平均寿命は、2020年現在で男性81.56歳・女性87.71歳と前年を上回り、今後も延伸を予想。特に女性はいずれ90歳を超え日本は世界で最高齢化率に。
さらに調査からは男女共に「平均・健康寿命」の延伸と「シニアの一人暮らし」の増加も予測されています。また「健康寿命」の伸長が平均寿命の延びを上回ったデータについては「65歳以上の運動習慣の割合が高く、結果として体力が増進した」と推測されています。
しかしながら、65歳以上の要介護or要支援者数は増加。とくに75歳以上の要介護の割合が高いとされており、私たちは健康寿命をいかに伸ばせるかが課題となりますが、今回内閣府が新たに行った「生きがい」調査から見えた側面とともに、これを考えます。
新たな生きがい調査の結果からは、以下のことが分かっています。
その一方で「情報機器」を使用し《メールやネット》で人とつながるシニアは、生きがいを感じる度合いが高い、という結果も見られています。
さらに《健康》との相関では「健康状態の低下は生きがいを感じづらくする」事実も見え、両者は密接に他要素と糾い《健康寿命》を編み出すのかもしれません。データから見るシニアの《デジタル事情》から、デジタルの「補完」の力による新たな未来を学びます。
長野県大鹿村は《厳しい高齢化》に見舞われる村落。若年者の村外生活の増加などから見守り対応が喫緊の課題に。
《地域社会が抱える問題解決》にデジタル技術で村と村のシニアが挑みました。【実証事業ポイント】は3点です。
スピーカーで娯楽も楽しみつつ、離れた家族ともつながる事業は高評価に。年齢とともに減少する《情報発信》《収集力》をデジタル技術で見事にカバー。シニアの暮らしは大きく変化し現在もさらに取り組み中の模様。
「スマートスピーカー」とは、ボイステック(ボイス・テクノロジーの略)と呼ばれる《音声技術》を使ったアシスタントソフトを活用する《スピーカー》で家庭向け製品はアップルやAmazonなどから発売されています。
これまでパソコンやスマホに《手》で行ってきた、さまざまな操作を《音声》で実行します。メッセージも音声入力することで《時間の短縮》ができ操作もずっとラクに。《タイムパフォーマンス》の向上も見込まれ今後の進化も注目されます。
最近よく聞く「タイパ」とは、タイムパフォーマンスの略で《時間対効果、時間あたりの生産性》と言われます。コストパフォーマンスが費用対効果なのに対し時間のそれに使われ、情報やサービスの多様化を背景に《時間の生産性・満足感》が強く意識されるデジタル社会の傾向がうかがえます。
「Siri」(シリ)はiPhoneなどアップル社のデバイスに搭載されていますが、スマートスピーカーで利用することで《家中のさまざまなこと》に対応します。例えば、
学習機能があるのでいずれ好みの曲の提供も。Amazonの《アレクサ》は専用アプリで買い物メモなど家族間などでの共有に優れます。ソフトはメーカー毎に性能や目的の違いもあり、相性も選択のポイントに。シニアが話し相手にする例も多いといい、今後は「Iot」の活用でセキュリティや生活面のサポートも期待されます。