知っていきたいデジタルリテラシー【キーワード③】

―「DX」研究会 学習会 ―


これからのデジタル社会で必要なキーワードを学ぶ③


デジタルと共に「DX」研究会:2月学習会画像
ソフトバンク札幌中央店(筆者撮影)

【現地学習会】今回も中央区狸小路1丁目にある「ソフトバンク札幌中央店」さんにご協力をいただき、米澤里栄子スマホアドバイザーにお世話になりました。

 

【ソフトバンクのスマホアドバイザー】ソフトバンク認定の《サポート専任者》で利用者のスマホに関する悩みや相談を丁寧にサポートするスマホのスペシャリスト。利用者の契約キャリアも問いません。


デジタル社会の「キーワード」3選


デジタルと共に「DX」研究会:2月学習会画像
受講の様子(筆者撮影)

これからのデジタル社会で、より良い生活を送るため必要と思われるキーワードのうち3点を学習ポイントに。

  • 《デバイス》私たちが使用する情報電子機器など
  • 《つなぐ》これからの行政や自治体とのつながり
  • 《方法》実際につなぐ方法

こうした観点から、以下の2つの講座を設定しました。

  1. 「ふるさと納税」講座(キーワードは、デバイス&つなぐ)
  2. 「ZOOM」講座(キーワードは、デバイス&方法)

「ふるさと納税」講座


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

【ふるさと納税とは?】ふるさと納税は、好きな自治体に《寄付》することで《お礼品》がもらえる制度。「税金控除」「お礼品」「ポイント還元」などのメリットが。

 

お礼品には地域の《特産品》を贈る自治体もあり、地域の魅力に触れ、地域づくりへの応援ができます。


【利用した人は?】受講者のなかで、ふるさと納税の経験がある人はわずか1名のみ。受講者からは「手続き方法や仕組みがよく分からない」などの声がありました。


ふるさと納税の「仕組み」とは


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

ふるさと納税で寄付した金額は、その年の《所得税》翌年度の《個人住民税》控除の対象になります。

 

控除上限額の範囲内で寄付すると、2,000円を超える部分の金額が控除または還付されます。なので《自己負担額》は実質2,000円です。

  • 例《10,000円寄付》→《8,000円が控除》=《3,000円相当のお礼品》(控除上限額あり)

ふるさと納税の便利な「アプリ」とは


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

【納税用のスマホアプリ】《さとふる》というスマホアプリを利用しました。特徴は以下などが挙げられ「サポート体制の充実」も大切な点です。

  1. お礼品の充実
  2. 控除シミュレーションや手続きが簡単
  3. キャンペーンがある、

【メリットやキャンペーン特典】505の自治体でお礼品として《PayPay商品券》が選べます。この商品券は現地で使えるもので旅行好きな方に喜ばれているとか。また条件を満たすと寄付金額に応じてポイントがもらえるキャンペーンも。12月あたりに大きなキャンペーンが多いようです。


ふるさと納税の「申込み」手順


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

【申込み手順】《控除上限額を調べる》→《自治体に寄付》→《控除手続き》と手順はシンプルです。

 

ふるさと納税には所得に応じて「控除の上限金額」が決められています。上限額を超える寄付金額は「控除対象外」となるので、まずは自分の控除上限額をチェック。

 

【控除上限額を調べる】さとふるでは《簡単シミュレーション》で控除上限額を調べることができ、個人事業主の方などには《詳細シミュレーション》も用意されています。


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

【お礼品を選ぶ】お礼品は、キーワードや検索条件による《絞り込み》で簡単に選択。画像付きで詳しい説明も。

 

【決済方法】PayPayなどのキャリア決済、各種クレジットカードやコンビニ決済などに広く対応しています。

 

【控除の申請方法】税金の控除を受けるには《寄付金控除》申請が必要です。申請方法は2種類、《ワンストップ特例制度》《確定申告》です。確定申告が必要な方は、個人事業主や医療費控除等で控除を受ける方など、事前の確認が必要です。


【さとふるdeワンストップ申請】確定申告は何かと手間ですが「ワンストップ申請」では《スマホ&マイナンバーカード》があればOK。手順は《さとふるで寄付》→《スマホアプリでマイナンバーカードを読み取り》で完了です。

 

注意点】この申請の対象外の自治体もあるので、寄付する前の確認が大切です。


ふるさと納税の「まとめ」


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)
  • ふるさと納税には《自己負担2,000円》が必要ですが《寄付金額の3割以内のお礼品》がもらえます。
  • 還付や控除を受ける場合は必ず《申請》が必要です。寄付金額が控除上限額を超えた場合、超えた分は《控除の対象外》となります。

詳しくは総務省「ふるさと納税ポータルサイト」で確認を。


「ZOOM(ズーム)」講座


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

Zoomは《ビデオ通話》ができる便利なサービスです。コロナ禍で「3密を回避できる」と急速に普及し、例えば以下のような問題解決に役立ちました。

  • 《学校が休校した》
  • 《在宅勤務になった》
  • 《家族に会えない》

ZOOM=便利な「ビデオ通話サービス」


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

Zoomはパソコンなどのほか、スマホでも利用が可能です。こうした「ビデオ通話アプリ」には、LINEの《ビデオ通話》やiPhoneの《FaceTime》などがあります。

 

多くのアプリには「画面共有」という「自分や相手と同じ画面を見られる」便利な機能があります。

 

こうしたサービスには《参加できる人数》《制限時間》《対応デバイス》などに違いがあります。今回はアプリを使って、スマホでZoomを行いました。


Zoomへの「参加」方法


3月定例会資料
受講の様子(筆者撮影)

【Zoomに参加するには】アプリの《ミーティングルーム》という部屋に入室します。入室には①部屋番号+②部屋の鍵、の2点が必要です。

 

部屋番号とは《専用アドレス》または《ミーティングID》と呼ばれるもので、部屋の鍵とは《パスワード》のことです。

 

ミーティングルームに入ると、スマホ画面に相手の映像と自分の映像が映り、話しができます。Zoomを終了する時は《退室》というボタンをタップします。


【注意点】Zoomは《データ通信》を行います。使用するデータ通信量は《30分利用→約0.2GB前後》を消費します。なので、Zoomの利用には《Wi-Fi》使用が推奨されますがモバイル通信を使用する際は、事前に自身の《通信契約プラン》の確認が大切です。

 

【アカウントの登録】Zoomは《アカウント》無しでも参加できますが、自分が招待する側(ホスト)になるにはアカウント登録が必要です。Zoomには有料版と無料版があり、無料版→時間制限(40分)があります。利用前には《アップデート》確認も忘れずに。


スマホの新機種(Android)を知る


3月定例会資料
Libero Flip(ショップにて筆者撮影)

【スマホの新機種が】ショップ内で、スマホの新機種を確認しました。2月発売の《二つ折り》のAndroidです。

 

「Libero Flip(リベロ フリップ)」は、スマホの本体を二つに折りたたむデザインで、折りたたんだまま《通知》の確認や《電話》などもできるのが便利です。

 

実際に手に取ると、艶のある手のひらサイズのコンパクトさが印象的でした。《二つ折り》のためか、やや厚みがあり本体を開くとタテ長の画面で、意外としっかりした重量も。


3月定例会資料
「3色」展開で発売中(店内パンフより)

【ショップのメリット】スマホを持ってみるまで重量やサイズ感は分かりません。重さの感覚や手の大きさなどは個人差があるので、確認して購入を決めるといいかもしれません。

 

ショップでは、こうした《新しい情報》にコンパクトに触れられる利点があります。最後に、ご協力いただいた「ソフトバンク札幌中央店」さんに改めて感謝いたします。